テレビ

視点・論点「マスクの影響」 感想

マスクが心の発達にどう影響するか関心があったので、欧米の覆面禁止法や東アジア人と欧米人が顔のどこで表情を読み取っているのかという比較など文化的背景や実験の紹介は興味深いものではあったけど、マスク社会による顔認識能の低下がどんな問題が引き起…

電光超人グリッドマン #39「さらばグリッドマン」 感想

ラストはあえてアシストウェポンを封印する形で、4人結束して武史自身の手でケリを付ける形になっていた。綺麗に終わってはいたけど、こういうラストを迎えるんだったらやっぱりシリーズ通じて武史と3人の関係性をもっと掘り下げてほしかったなあ。 コミカル…

電光超人グリッドマン #38「危うし地球!」 感想

カーンデジファー様の顔も三十六度まで。ついに武史が見捨てられてしまった。つーかカーンデジファー様めっちゃ武闘派な。もともと武史いらなかったのでは……。 武史が改心して直人たちに自ら協力するみたいな流れを予想してたけど、捨てられてもなおカーンデ…

NHKスペシャル「キーウ 子どもたちの冬」 感想

戦争に直面した子どもたちのPTSDとか傷ついた心に焦点を当てたありきたりな内容かと思ってたら、そうした側面もあったけどむしろ子どもたちのロシアに対する憎悪を浮き彫りにしていたのが印象的だった。 どこの国民だろうと侵略を受けて生活が破壊され、隣人…

電光超人グリッドマン #37「えっ!パパが死刑?」 感想

カーンデジファー様、恐怖支配による独裁国家を目指しているのかと思ってたらちゃんとカーンデジファー憲法制定して立憲国家目指してたんだな。えらいなー(棒読み) 脚本は右田昌万。やっぱりこの人は構成が凝ってるし、ナオトの苦悩をよく描いていたり、少し…

電光超人グリッドマン #35「ぎくっ!スケバンゆか!?」 感想

予告がピークだった。 キャラが変わることで芝居の拙さが浮き彫りになるという悲しい現実。物凄く辛辣なことを言ってしまうと、容姿もいまいち、芝居も上手くないこの子がなんで選ばれたんだろうな。

電光超人グリッドマン #34「ボディガード弁慶参上!!」 感想

予告の段階でわかってたことだけどやっぱりこのままシリーズ通じて武史を掘り下げていくって展開にはならないよなあ。前回の話を受けて武史に変化が見られるかというと特に無いのも残念。まあ撮影順に放送してるとも限らないだろうけど。それはそれとして次…

電光超人グリッドマン #33「もうひとりの武史」 感想

武史に悲しき過去からのまさかのファイトクラブっぽい展開。ファンタジーが過ぎるところはあるけど、心理描写が普段と比べて遥かに緻密で、これまでで突出して良かった。ばあやというよりどころを奪われた過去、3人の和の中に入りたい、本当はヒーローになり…

電光超人グリッドマン #32「人間掃除機の襲撃!」 感想

めっちゃ合成感あふれる回だった。 武史がリベンジして幕が閉じるという珍しいオチ。ちょっとダークヒーローっぽくて良かった。悪事に苦悩しながらどこかで光落ちする展開であったり、武史が活躍する姿であったりを見てみたかったかもしれない。

電光超人グリッドマン #31「怪獣ママは女子大生」 感想

初対面の女子大生相手でも高圧的にならず、また安易に洗脳光線を用いることなく悪事を働くよう丁寧に説得していくカーンデジファー様の姿。30回以上の失敗をしてもなお武史を切り捨てない姿といい、まこと上司の鑑である。 武史以外の人物がカーンデジファー…

電光超人グリッドマン #30「世界滅亡の日」 感想

悪堕ちしたことでグリッドマンがアシストウェポンより弱いことがついにハッキリしてしまった……。更には武史を爆笑するカーンデジファー様、悪堕ちしてノリッノリのグリッドマンと今回も見どころ満載だった。脚本そのものも洗脳の解除にうまく焦点を当ててい…

視点・論点「ヒトとイヌ 『共生』の進化」 感想

イヌがいかにヒトに家畜化されていったか、遺伝学的・行動心理学的なアプローチから探るという内容で面白かった。特に後半の飼い主と分離したイヌが再会後に涙を流す、涙を浮かべたイヌはヒトの庇護欲を掻き立てるという実験結果は興味深い。いろんな生物に…

電光超人グリッドマン #29「愛犬爆弾計画」 感想

シノビラーヌンチャクめっちゃ上手いやん。カーンデジファー様に酷使されるだけはある。 フレームアウトした犬が爆発するシーンは正直笑ったけど、犬殺すのはさすがに武史一線超えちゃった感ある。まあ人死はダメでペットが死ぬのはOKだけど、一方でペットを…

電光超人グリッドマン #28「神かくし!ゆかが消えた!!」 感想

武史の変態性が存分に堪能できる神回。NTRビデオレターはここから始まった。脚本の変態性が発揮されたとも言えそうだけどこの回女性の脚本なんだよな。まあキモい男のイメージをそのまま投影したと考えるとそんな感じもする。 ヒロイン自身は行動を起こさず…

電光超人グリッドマン #27「驚天!オモチャの反乱」 感想

第三者の登場に加えて冒頭から怪獣の登場がありひねった構成構成になってたけど、後半は飛んでくるぬいぐるみとかおもちゃの襲撃が怖いというよりかわいい演出になってたり、「グリッドマンが呼んでるわ」とかいう珍妙な台詞が飛び出したりといつものグリッ…

電光超人グリッドマン #25・#26「決戦!ヒーローの最期」 感想

ベノラにトラウマを刺激されたグリッドマンが夜中に「アッ!」と叫んでしまう回(偽記憶) 初の前後編かつ敗北回ということで脚本にも結構力が入れられていた印象で、ピンチがちゃんとピンチになっていて、毎回のように見られる強引な展開であったり、そうはな…

電光超人グリッドマン #19「セクシー婦警SOS!」 感想

予告に柴田理恵みたいな人いるなーと思ってたら本人じゃねーか!グリッドマンの世界に柴田理恵のキャラはハマりすぎる。セミレギュラーになるのかと思ったらゲストキャラっぽくて残念。まあキャラ強すぎるしゲストキャラくらいがちょうどいい塩梅なのかもし…

視点・論点「ローカル鉄道の生き残る道」 感想

銚子鉄道ってなんか聞いたことあるなーと思って見てたらまずい棒への言及でようやくピンときた。その銚子鉄道の社長が自ら登場。運輸事業については自身が運転業務に携わるくらいには採算が取れておらず、乗車のイベント化や異業種への参入といった試行錯誤…

NHKスペシャル「認知症の母と脳科学者の私」 感想

番組に出てくる認知症の母親の年齢が自分の母親の年齢に近く、否が応にもそこに母親の姿を重ねてしまい非常に身につまされる思いで見ていた。ざっと調べたら認知症の発症率は70代で約8人に1人、80代後半になると半数近いらしく、程度の差は大きいにせよ自分…

視点・論点「書店の今とこれから」 感想

読書人口の減少について語る中で映像メディアとの比較を通じて読書の能動性について指摘していたけど、そこにこそ読書人口を回復させる難しさがあるように思う。能動的ってのは平たく言えば脳を積極的に回転させることなわけだけど、それに対して頭使わなく…

NHKスペシャル「日本人船長(コマンダー) 宇宙へ~若田光一の挑戦~」

宇宙飛行士がテーマのドキュメンタリーって意外と見たことなかったので興味深く見ていた。ただ、若田光一が和を重んじる態度を通じて仲間の信頼を獲得していくというストーリーありきの編集という印象も受け、どこか映像としてぎこちなかった。若田さんの人…

NHKスペシャル 未解決事件・松本清張と帝銀事件 感想

これもJFK暗殺と同じ感想。確かにGHQの捜査に対する圧力は怪しいしGHQ黒幕説に至る推論そのものも面白いけど、決定的な証拠や証言はないから結局は推論の域を脱してないように思った。例えば青酸カリですぐに死に至らなかった点については当時そこまで純度の…

NHKスペシャル 「未解決事件File.03 尼崎殺人死体遺棄事件」 感想

いやーあまりにエグすぎた。ガチでトラウマレベル。ドラマパートを通じて描かれる虐待とマインドコントロールの光景があまりに気の毒で、空前絶後レベルに胸糞悪くなる番組。見進めるのが本当に辛かった。二度と見たくない。正直番組を振り返るのも嫌だ。 角…

NHKスペシャル「未解決事件File.08 JFK暗殺」前後編 感想

ドラマ自体の出来が良いシリーズであることに加えて、オズワルドの興味深い人物像を紐解きながらCIAとケネディ暗殺の接点を探っていく構成はとても面白いものだった。のだけど、このご時世にNHK自ら陰謀論の片棒をかつぐ内容になってしまってるのはいかがな…

NHKスペシャル「エリザベス女王 ~光と影 元側近が語る外交秘話~」 感想

エリザベス女王の人柄って全く知らなくて、Wikipediaに載ってたサッチャーとのエピソード読んで気位が高い人なのかなくらいの認識だったんだけど、これ見てガラリと印象が変わった。サッチャーとの対立も今回初めて知ったけど、そら「陛下とお揃いの服にしま…

視点・論点「ELSIとは何か」 感想

ELSIについて初めて知ったんだけど具体例を交えなたとても分かりやすい解説で、ELSIという概念そのものが非常に興味深かった。新しい技術の社会実装の際に起きる諸問題を倫理(Ethical)、法律(Legal)、社会(Social)の3つの観点から切り分けるという方法論だそ…