電光超人グリッドマン #39「さらばグリッドマン」 感想

  • ラストはあえてアシストウェポンを封印する形で、4人結束して武史自身の手でケリを付ける形になっていた。綺麗に終わってはいたけど、こういうラストを迎えるんだったらやっぱりシリーズ通じて武史と3人の関係性をもっと掘り下げてほしかったなあ。
  • コミカル色が強くてキャラクターに愛着が湧いた一方で、ドラマ性の弱さが作品として惜しかったところ。ストーリー自体は子供向け以上の内容ではなくて、なかなか見進まなかったというのが本音。まあ子供向けなんだから子供が笑って楽しめればそれでいいとも言えるけど。
  • 特撮を換骨奪胎した上でドラマ性を強化したのがアニメ版と言えそうで、特撮版の様々なモチーフを探しながら改めて見るのが今から楽しみになっている。というか元々映画見に行くために特撮版から見始めたんだけど、映画終わっちまったな……。
  • Wikipediaの記事の内容が濃くて、当時人気を博していたこととか、没になった設定や続編について書かれてて興味深い。新条アカネの名前や設定がまさか幻の続編から取られていたとは。

    ja.wikipedia.org

  • 電光超人グリッドマンは武史の物語でもあったと言えるけど、そうした作中での描かれ方は武史を主人公にする構想の痕跡を思わせる。