「大雪海のカイナ」 感想

3日かけて一気に見終えしまった。劇場版が公開されてるから急いで消化したってのもあるんだけど、どんどん続きを見たくなるほど面白い作品だった。

 

とりあえず最終回の感想としては樹皮削りの伏線をそう回収してきたか~!という感じ。

前回、下敷きになった人を助けるときに少しだけ出力上げてたけどやっぱあれも伏線だったんだなあ。

 

ここまでのストーリー展開でご都合的にならないよう嘘臭さの排除に努めてきたことを考えると、最後もカイナの機転によって建設者を打ち倒すと思ってたので古代兵器であっさり撃破というのは少し拍子抜けの感もあったんだけど、樹皮削りの凄まじすぎる威力とド派手っぷりに許せてしまった。

それに相手もオーバーテクノロジー持ち出してきてることを考えれば妥当な結末とも言える。

 

拍子抜けと言えばフック船長もとい総督の死もそうで、多少彼にも掘り下げが入んのかなと思ってたらあっさり頭撃ち抜かれて退場してしまった。

リリハが提督を救う人間の勘定に入れてなかったように、救いようのない悪だったということなんだろうなあ。


さて最終回を終えて多くの謎が残る形になったけど謎解き編は劇場版に譲るようで。

テレビシリーズだけでも話に決着は付いてるのでそれはいいんだけど、完全にそれが前提となってるようなあっさり風味のラストは不満に感じた。

 

トレーラー見た感じ、やっぱりヒカリは観測者の放ったもののようで、劇場版ではその背後にいた勢力が明らかになっていくるかな。

これ以前の世界がどんなだったかという点はもちろん、なぜ文字が再発明されなかったのかも明らかになるだろうか。

次にカイナにどんな冒険が待ち受けているのか、すごく期待している。

 

あとから調べると伏線や謎解きに関しては弐瓶勉作品に触れてるとだいぶ違う楽しみ方ができたみたいで、今更ながらシドニア見てなかったのが惜しく思った。

とはいえ全部予習してたら映画終わっちゃうのでとりあえず見に行きたい。