大雪海のカイナ #2~#3 感想

2話から3話にかけてはカイナとリリハが下界に下りるまで。

水不足や対立構造など雪海の事情が一気に詳らかとなった一方、下界へ下る困難がよく描かれていて、1話に引き続き面白かった。

カイナが果たしていく役割に期待が膨らむ。

 

この2つのエピソードではリリハの掘り下げに焦点が当てられてもいて、カイナも魅力的な一方でリリハもとても魅力を感じられるヒロインとして描かれている。

特に3話はリリハのかわいさが爆発していて、当初は毅然としたタイプなのかと思ってたけど、カイナに対する初心な反応をはじめ、調子に乗って失敗したり、意地を張ったりと人間臭い側面が多く描かれていて、どんどん魅力を増していくところがあった。

 

トイレのシーンもその一つだったけど、そこについては排泄をちゃんと描いていたこと自体が意外で、丁寧な作品ではあるけどそこまで踏み込むんだとちょっと感心してしまった。

 

1話に1回はサスペンスがあるのも飽きさせないところで全体としてよくできた脚本だと思う。