少女☆歌劇 レヴュースタァライト #10~12

・10話以降どんどんドライブしていき一気に最後まで見てしまった。とりあえず見終わってまず思うのはスタァライトがこの物語の下敷きになってることを見抜けなかった自分のあまりの不明っぷり。スタァライトの筋に全然関心を払ってなかったけどいやあからさまやんけと。それに気づかずここからどう展開していくんだろうとワクワクしていた間抜けさときたら。まあしかしその辺にせよ、謎に対する答えを全部教えてくれるこの作品、頭の悪い僕のような視聴者にほんと優しかったなと思う。その上で最終話は華恋とひかり、クレールとフローラのそれぞれの関係性が、本編と劇中劇が互いに絡み合って変化していくような複雑なメタ構造になっていたのは圧倒されてしまった。

・真矢とクロディーヌはどう決着をつけるんだろうと思ってたけどなるほどタッグマッチ。「天堂真矢は負けてない」とそれに対する真矢の応答に二人の関係性が集約されていたと言えるのかな。手が届かない存在に手を伸ばし続けようとする者とそれに応え続けようとする者と。

・第四の壁を超えてきたキリンが観客が舞台少女を駆り立てるみたいなことを言ってたけど、見る者が悲劇を望むから演者たち(=キャラクターたち)が悲劇を強いられるとも言えてなんと残酷なことを僕らはしているんだと思った。

・色んなテーマを持った作品で全然読み解けていないけども、「舞台少女は日々生まれ変わる」と言うように前進と変化の物語であったことは貫徹されていたなと思う。色々資料集めていつかまた未放送エピソードや劇場版含めてちゃんと向き合いたい作品ではある。

・気になったカットなど

二人が何も変わってないこと

自己犠牲