・航空部という珍しい部活が舞台ではあるけど物語的には部活モノの文法に則ったオーソドックスな内容で、ヒロインの明るく直向きなキャラクターも相まってそれなりに面白い作品だった。あと堀田真由がすごくハマっていて長崎弁がめっちゃかわいかった。ガチ部活にある上下関係や規律の厳しさまで描いてるところはちょっとウッとなったりもしたけど。
・次々イケメンが現れていい感じの仲になっていくところは少女漫画的エッセンスも感じられて新人戦以降は部活モノの文脈から少しずつ離れていったところもあった。ただいろんなテーマを詰め込み過ぎていたためどう見ても尺不足で、群像劇風の構成にしないで新人戦をテーマに絞るべきだったのではないかと思う。その意味ではTVシリーズ向きの作品だったようにも思うが、そこまでオタク臭くない感じを見ると映画にしたのも理解はできる。
・空が舞台ってのはそれだけで視覚的な新鮮さは感じられたけども、競技性に関してはふんわりとしか分からず競技としての面白さがいまいち伝わってこなかった。
・どうでもいいことだけど最近どっかでつるたまに似たような声の九州弁のキャラを見た気がするのに思い出せない。ゾンサガなんだろうか。でも声質も似てた気がすんだよなあ。ゾンサガと何かが混じって存在しない記憶が生み出されているのかもしれない。
