視点・論点「書店の今とこれから」 感想

  • 読書人口の減少について語る中で映像メディアとの比較を通じて読書の能動性について指摘していたけど、そこにこそ読書人口を回復させる難しさがあるように思う。能動的ってのは平たく言えば脳を積極的に回転させることなわけだけど、それに対して頭使わなくても情報が入ってくる映像メディアであったり漫画であったりは凄く楽な娯楽で、両方の選択肢がある中で読書を選ぶ人は奇特とさえ言える気がする。人間楽な方を選んでしまう生き物だから。
  • まあただ、そういう頭を使うのが好きな奇特な人々ってのはこれからも一定数は残り続けることで読書文化は維持されていくだろうから危機だなんだと騒ぎ立てることはないようにも思う。まあ番組のテーマは書店の生き残りだったので話がだいぶズレたけど。