支配から解放された日

  • この1ヶ月停滞してる間、本当にやりたいことに思いを巡らす時間が長かった。その中の1つとして今のように右から左へとアニメを鑑賞するのではなくて、1つの作品をちゃんと掘り下げるスタイルで鑑賞したいというものがあったんだけど、この欲求が俄然高まっていた。
  • 一方で他人の学び方を見ていて、今のように文脈にこだわって根っこからではなくて、枝葉から根っこへと関心を広げていくアプローチありなんじゃねと思うようになった。つまり例えばある作品を鑑賞する時、今までならその作品のルーツ(根)から順番に掘り下げて目的の作品(葉)に辿り着く形じゃないと気が済まなかったものを、目的の作品(葉)から関連した作品(枝)やルーツ(根)に移動していくという形でやってみたくなったのだ。というか研究とかでもない限り普通はこうなんだろうけど、僕の中ではまさにコペルニクス的転回だった。
  • で、この掘り下げ欲求とコペテンが合体した時、もう必死こいてアニメ追いつこうとしなくていいんじゃね?という考えに至った。というのもいまアニメを意地になって放送順に消化してるのはそこに文脈を見出してたからで、文脈にこだわるのやめるんならそうする必要がもうねえじゃんと。
  • この瞬間、30年くらい苦しんできた文脈に対する強迫観念から僕は解放された。このことに滅茶苦茶興奮してしまい、昨夜なんか全く寝つけなくなり昼くらいまで布団で興奮し続けるレベルだった。それくらい僕の中では劇的な、人生の転機になるやもしれない意識の変化が起きた。多分読んでる人にこの感動はミリも伝わらないだろうけど、子供の頃から抱えてた持病が突然治ったレベルの出来事といえばまだ伝わるだろうか。
  • まあその例えに倣うとOCDそのものが治ったわけではないので今後も強迫観念・行動は何らかの形で出続けるのだろうけど。というか布団の中で「一晩経ったら元に戻ってるのでは……」と思ってたんだけど早くも文脈への強迫観念がが頭をもたげ始めてる感触があるのは否めない。それでも今回はやっぱ違うかな。自分の中に今までと正反対のアプローチが在ることによって意識そのものが変化した感じがある。とは言えどうなるやら。