今日見たアニメ

アッシュと英二の関係性はほとんど男女のそれに見える。

英二の性別を女にしてもなんの違和感もない。

ただ、時にアッシュも女性的な側面を見せることがある。

BLというフォーマットの魅力はそういう男性に男性的な側面と女性的な側面両方を持たせられるところにあるのかもしれない。

  • BNA ビー・エヌ・エー #2 Rabbit Town

うまい脚本だった。

コミカルさからシリアスへという流れもそうなんだけど、ピンチを迎えてヤマを迎えた後にみちるの感情の爆発というもうひとヤマを作っちゃうのが見事だなあと。

ここは単にカタルシスとしての機能だけでなく、利己的な獣人たちと利他的なみちるの強い対比にもなっている事でみちるを非常に魅力的に見せる事にも成功していた。

途中士郎がみちると対立するんじゃないかという不穏さを感じさせるシーンもあったけど、意外にもグラングランマをただの悪党として描いていた事でそういう展開にはならなかった。

グラングランマに裏稼業に手を染めつつも慈愛にも満ちているという二面性を持たせた方が面白かった気はするけど、それだと獣人の利己性と矛盾してしまうという事か。

その辺もともとの設定や展開の名残も感じられたような気がしたけど、どうなんだろう。

しかしこれが1話で終わってしまうのが中島かずきらしいテンポ感だわ。

普通のアニメだったら2,3話くらいラビットタウンを舞台にしててもおかしくない。

マイノリティを単にか弱い救うべき存在として描くのかというのは気になってたところではあったんだけど、ここまで見た感じだとそうれではなくてマイノリティ自身が孕む問題にも焦点を当てていくのかな。