本好き3期を見終わる

  • 13時過ぎ起床。昨日の睡眠不足で寝坊を心配するも何度か中途覚醒するくらいにはメラトニンが効き、全くの杞憂に終わった。ここ何日か寝る時間結構遅くなっちゃったりしてるけどサクッと13時起きに戻せたのは良かった。
  • 本好き3期を見終わった。最後、権力者が登場して御沙汰を下すってのはベタだなと思ってしまったけど、そこまでの過程がかなり面白かったし、別の障害が現れることで都合よく大団円にならないのはこの作品らしかった。不条理によって家族の存在が強調されたほろ苦く切ないラストになっていたのも良かった。個人的には今こそ、ある意味で本よりも大切な家族のため、マインが階級制に立ち向かう野心を密かに抱いても良かったようにも思う。リアリティを言えばそれこそ一個人の力で、長く見積もっても数十年というスパンではどうとなる話ではないのだけど、本の普及を通じて最終的にはそこにたどり着いて家族の元に戻るというハッピーエンドを予想していたりする。
    3期全体としてはマインがいっそう持てる者へと変化していく様が描かれていたけど、その代償である身の危険にフォーカスされ、俄然サスペンス色が強まったストーリーになっていた。とりわけ終盤はデリアの動向も絡めてピンチに次ぐピンチでかつてない盛り上がりを見せて非常に面白かった。しかし2期が終わったときにも思ったことではあるけど、持たざる者から持てる者になったことで初期とは物語の様相がずいぶん変わってきた。それがやっぱちょっと寂しくはある。