ファミコンのテニスのレベル6をクリアした

この画面で専用のBGMが用意されていたりする。

初のレベル5チャレンジ当時、これをクリアするのは不可能だろうと思えた。
速すぎる打球速度、相手CPUの一切の死角のなさ、レシーブ不可能なスマッシュ……まるでアクションゲームを3倍速でプレイしているかのようだった。
ことごとく打ちのめされながらもそこから1ゲーム取れるようになり2ゲーム取れるようになり、牛歩のごとく前進していき、長い時間をかけて数百回はチャレンジしてきた末にようやくレベル5を撃破。
その後に待ち受けていたレベル6の壁も乗り越えて、今ようやくこの任天堂のテニスというゲームをクリアできたといえる。
レベル5だのレベル6だの、なんだか某ライトノベルの話みたいだ。
実際何年越しなんだろう。少なくとも3年は経ってるように思う。
これどれくらい難しいのかというと、レベル1からレベル4にかけては1日、長くとも数日でクリアできたと言えば少しは伝わるだろうか。
つまりレベル5クリアまでは3年弱かかったことになる。しかも1セットを初めて取れたのがつい先日という。
とはいってももちろん、毎日プレイしてたわけではなく、かなり断続的にだが。
1ゲーム取れるようになってから1セット取れるようになるまでが本当に長かった。
もっと早くコツを掴めてたらとも思うが、それまでの積み重ねこそがコツの会得につながったと言えるんだろうか。
ただ、そこからの上達は早かった感じで、ゲーム単位の勝率がぐっと上がり、2セット目もスルッと取れてレベル5を下し、そのままレベル6に初挑戦するも敗北。
何日か後に完全にコツを掴んでレベル5を再び下し、2回目にしてレベル6撃破という経過をたどった。この1週間くらいのことだ。
レベル5と6の違いに関しては多分移動速度が上がってるだけで基本的な戦略は変わらない。本当にレベル5に毛が生えたという感じだ。
とはいってもまだまだ楽勝という感じでは決してなく、今もう一度やってもレベル6はおろかレベル5すら確実に突破できる自信はない。
未だに凡ミスは少なくないし、高速サーブや相手のダブルフォルトやネットでの得点率も結構な割合を占めるため、運にも大きく左右される。
ただ、何よりキツいのは集中力で、レベル5から最低4セット連続で取らねばならず、時間にして最低でも45分くらいはかかり、その間はほとんど気を抜く隙がない。軽く中間テスト並の疲労度だ。
そうなると、中盤以降の集中力の保ち方が特に難しく、顕著に凡ミスが増えてくる。
もちろんポーズをかけられるので休憩を挟めばいいのだが、ゲームに限ったことではないがその時その時の「調子」というものがある以上、休憩のタイミングを見出しにくかったりもする。
実際、このゲームでも他のゲームでも間を空けてプレイしたらからっきしだったという経験は少なくない。文章なんかもそうだろう。
かといって集中力が散漫になった状態で続けても、それはそれで徐々にボロボロになってズルズルと負けてしまったりもするが。
適切な休憩の取り方というのはどんなものがあるのだろうなあ。
まあここまで難しさを特別強調してしまったが、僕はゲーム自体あまり得意な方ではないので、うまい人ならすぐにコツを掴んでもっと短期間でクリア出来るだろうかと思う。
そのコツについて、ネット上には攻略法も見当たらないし、動画サイトにもレベル5・6のプレイ動画などは見当たらなかったので簡単に書いてみたのだが、結構感覚的にやっていたこともあって意外とまとめられず、やめた。
また機会があれば動画を交えながら書いてみたいと思う。