歌舞伎町シャーロック #11 切り裂きジャック
いや出来が良すぎて驚いた。
ここ何話かの切り裂きジャックを追い詰める過程自体結構面白いものがあったけど、その締めとなった今回のラスト数分は圧巻だった。
マキの猟奇性をよく描いていて、性別、ひいては美に対する執着による常軌を逸した言動もそうなんだけど、本性があらわになった後の化粧の崩れたビジュアル、表情の付け方によって演出された狂気が強い緊迫感を生み出していた。
そして何よりも凄まじかったのが村瀬歩の芝居で、彼の芝居がなければここまで真に迫った内容にはなりえなかった。
「怪演」であったり「村瀬歩にしか出来ない」と言った評があったけどまさにその通りで。
ホントこういうキャラ描けるならもっと早くやってよと思う一方で、これまでの内容のちゃちさゆえに際立ってる感もある。
イドもそうだったけど、猟奇性・残虐性と情緒性の相性の良さってのも改めて感じた。
猟奇殺人犯の人道にもとった行為が強く感情を刺激する。
だからこそ怒れるモリアーティが見る側に強い共感をもたらしていたわけで。
シリーズ変わってここからシリアス色強めな路線に進むんだろか。
また元のイマイチな感じに戻っちゃうのかな。
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