今日見たアニメ - 働きたくないアリの記

全日帯での放送って事を考えると低年齢層の取り込み・拡大を狙ってるんだろうけど、であればキャラクターをキャッチーにするだけじゃなくてもっとルールが伝わるような内容にすべきだった。

この内容でもなんとなくはルールは伝わってきたけど、それだと初めて触れる人にとっては魅力は伝わりにくいし、TCGをプレイした事すらない子供にとっては尚更そうなんじゃないだろうか。

せっかく主人公が初心者という設定なのだからオーソドックスに手解きしてもらいながらルールを覚えていくって内容で良かったんじゃないかなあ。

まあ単純に全日帯アニメとして見れば非常にオーソドックスな内容だったけど。

設定は面白いけどもっと脚本に工夫が必要だと感じた。

金に物を言わせて事件を解決するってテーマなんだからそこに痛快さが見出だせないとダメで、行動原理が明らかになってない現段階では神戸大助がただの嫌なヤツにしか見えなかった。

ある意味でダークヒーローと言えるのだからそれを上回る悪党を用意する必要があったわけで、例えば強盗たちをコテコテのクズとして描くとか、保身的な政治家を登場させるとかが考えられたと思う。

あるいは単純に加藤にもっと見せ場を作って神戸を出し抜くかのような展開に持っていくとかでも良かった。

というか富豪刑事が筒井康隆原作という事を今回初めて知った。

こうリアルに作られてる分不自然なホモ率にどうも引っかかってしまう。

まあそんなところに北斗神拳みたいなのが出てきてちょっと困惑したけど。