捨てられたものの街

上映後トークショー
  • 制作期間は10年
  • 全体的に画面が暗い
  • 客観的なカメラワーク、ゴミたちが過度に擬人化されない辺り日本的でなく、ピクサーの影響が色濃い
  • アニメ演出家であればごまかすような部分も細部まで描き、実写出身ゆえのディテールへのこだわりが感じられる
  • 子供向けのように見えるのに終盤にラブシーンが入ったりターゲットがブレているのではないか
  • 台湾における半導体産業の隆盛が台湾のCG分野の発展に大きく寄与しているみたいな話もしてた気がするけど詳しくは忘れてしまった
感想
  • 全体的にチグハグとした印象を受けた。トークショーの指摘にあったラブシーンやライティングもそうだし、ファンタジーかと思いきやゴミのビジュアルが妙にリアルだったり本当にリサイクル工場が出てくる現実感があったり、果たして子供向けなのか、誰をターゲットにしている作品なのかが確かによく分からない作品だった
  • 主人公のクズ度合いが甚だしさ。2回も裏切る主人公とかなかなかいないだろ。そんな主人公のビルドゥングスロマンではあったのだろうけどほとんど魅力の感じられないキャラクターだった
  • トークショーでは特にテーマも設定されてないエンタメ作品とも言われてたけど、一応ゴミたちは貧困層のメタファーでありポジティブなメッセージが込められてたようにも受け取れたけどどうなんだろう