オッドタクシー #3 付け焼き刃に御用心 #4 田中革命

いよいよ物語の行方が分からなくなってきた。消しゴムの存在がキーになっていくんだろうか。

4話だけで作品から独立した一つの物語として完成していた。

登場人物に強烈な現実感を覚えるほどに虚栄心や執着を見事に描き出していた。

愚かな男ではあるのだけど、悲哀も感じるし、共感さえできるところがあってそこに魅力も感じさせる。

今回の田中に限らずオッドタクシーの登場人物はみんなリアリテを感じさせるけど、一人を深く掘り下げたらここまでできるんだぞと見せつけられたような1話でもあった。

しかし斉藤壮馬は四畳半10話の「私」くらい喋ってたな。