BANANA FISH #22 死の床に横たわりて
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ #12 花火の音は聞こえない 後編/かぐや様は避けたくない
こういうシリアス展開もいいなとは思う一方でさすがにちょっと臭すぎるだろと思っていたら、それ自体を笑いに昇華してしまったのは見事だった。
普段がコミカルだからこそのたまにあるシリアスさが対比的に際立つわけだけど、全体としてこの作品の面白さはギャップにあったなあと思う。
天才的な頭脳を持ち合わせている二人なのに物凄く下らないことで頭脳戦をしていたり、超ハイスペックなのに恋愛経験値はゼロだったり。
それが笑える点であり、キャラクターの魅力にもつながっていた。
1話を見た段階ではシニカルな印象があってどっちかと言うと取っつきにくかったんだけど、回を重ねるごとにかぐやと会長がボロを出す事で人間味が強まって作品にハマっていったところもある。
脇を固めるキャラクターもまた魅力的で、特に生徒会メンバーは二人ともに好きだった。
トリックスター的な藤原書記にせよ、ラブコメって事で存在してるだけで面白いという陰キャの石上会計にせよ、キャラ性を考えてみると結構計算された笑いでもあったのだなあと感じる。
歌舞伎町シャーロック #14 取り戻せメロンのココロ
まあこの辺がこの作品の限界かもしれない。
もっとシリアスに寄せてくれたらなあ。