夢日記 その3

自室に似たところに、僕と知人の女性がいる。歳は40代。東欧系の血が混じったような顔をしている。僕は横になり、彼女は僕のそばで正座している。おもむろに彼女が言う。
「運命を信じますか?」
しばし過去の経験とその質問を照らし合わせる。答えに行き着くと同時に、女が僕の腹に手を押しつける。それで答えがわかるんだなと思い身を委ねている。しかし、少し息が苦しい。
「信じま××ね」
彼女が自信に満ちた笑みを浮かべながらそう言うが、よく聞き取れないので、え?と聞き返すと、
「信じませんね」
と先程よりやや強い口調で繰り返す。違う。逆だ。しかし、うまく声が出せない。が、呑みこまれることが腹立たしく、意地になって叫ぶ。
「信じます!」
すると、彼女の顔が豹変する。さっきの自信ありげな笑みは残したまま、目は真っ黒く、口は大きく裂けた、そう、いつかネットで見た精神障害者の描いた自画像のような顔だ。そして、先程僕の腹に当てていた腕を、道路工事の標識のようにブンブン振っている。
その後一悶着あったような覚えもあるが、目覚める。手元には猫がいる。再び目覚めるとそれも夢だったことに気づく。


今日の分析

  • 息苦しかったのは多分間違いなく猫が腹の上で寝ていたから。おかげでホラーになっちまったじゃねーか!
  • 精神障害者の描いた自画像というのは、「障害者 自画像」でググれば出てくるんじゃないかと。貼るのはあれだし、あんま見たくもないんで確認はしないけど。
  • 信じませんと答えていたらどうなっていたのかなと起き抜けにちょっとゾクッとはした。洒落怖の読みすぎですね。
  • ちなみにこれは二度寝したときに見たもので、その前に見たのも面白いものだった。が、残念ながら断片的にしか映像が出てこない。