ユーロ圏CPI発表前のユーロ売り

CPI発表前のユーロ売り

ユーロ圏CPIが発表される前にどこかでユーロ買いドル売りを入れたかったのだが、結局チャンスは見出だせなかった。

チャートを見る限りでは1.20近辺で上値は抑えられるだろうという見立てはあったので、1.199まで上昇したらとは考えてはいた。
しかし結果的には1.197までしか上昇せず、CPI発表を前にして大きく下落していった。
改めてチャートを見てみると、何度か1.197近辺で跳ね返されていたし、
ファンダメンタルズ的に見ても当日は原油と株が大幅安でリスク回避的な傾向はあったもの、ユーロの支援材料はこれといって見当たらなかったため、もう少し大胆は判断ができると良かった。
とはいえ、リアルタイムにニュースが追えていなかったため、これが一番の失敗要因となったと言える。
また昨年の無謀すぎる取引姿勢を見直し、今年は慎重な取引をテーマに掲げていることもあるので、どこまで慎重になるべきかという判断もなかなか難しく感じる。
ただよく見ると、最後にユーロが小反発したタイミングでは1.197に届ききらなかったため、今回はいずれにしても売りは入れられなかったかもしれない。

ADP前のドル買い

こちらはユーロ圏CPIに囚われすぎていたあまり、指標の存在自体意識から外れていたのだが、ADP前の押し目買いという選択肢もありだったかもしれないと後から思った。
タイミング的に言って、ユーロと時を同じくして火曜深夜に円買いが大きく進んでいたこともあり、売りを入れるとすれば円になっただろう。
ただ、最近のドル円相場のボラの大幅上昇、当日は日経平均の500円安など株も大幅下落している中だったので、下値は見極めきれなかったようにも思った。
それでも米国の雇用市場が堅調に推移し続ける中ではADP雇用統計にもしっかり注目していくべきだろう。