悪い最終回ではなかったもののどうしてもダイジェスト感は否めず。
なぜ組織で動かなかったのかとか一人旅であることへの疑問も色々浮かんだのだけど、尺的な問題はあったのだろうし、そもそも7話をなぞる意図があったのかもしれない。
能力が病気として描かれた点はやはり最後まで馴染めなかった。
個人が強すぎる力を持つのは危険だから能力無くしましょうってのは確かに現実的な解なんだけど、同時にそれは可能性を摘み取るようで寂しく感じた。
そもそも能力やそれを利用しようとする大人たちがなんのメタファーだったのか、その辺りは最後まで読み解けなくて、麻枝准のインタビューを読んだり(かなり断片的にではあるけど)もしてみたけど、あるいはその辺に特別意味は込められてなかったようにも思えなくはない。
全然関係ないけど沢城みゆきのキャラは別になんの伏線でもなかったんだな。