GREAT PRETENDER #1 Case 1_1: Los Angeles Connection
よく出来ている。
悪党をペテンにかけるってテーマであったり垢抜けてカラリとした作風をみると、洋画をアニメに落とし込んだようなところがある。
日本でも同じテーマを扱った作品はあるけど、そちらは被害者の心理に焦点が置かれてもっと情緒的な見せ方をする傾向にあるから日本的とは違うのかなと。
脚本がリーガル・ハイの古沢良太と考えると、この痛快でコミカルかつ小気味良い作風はよく分かるものがある。
というか古沢良太は実写でも同じような作品を現在進行形で手掛けてるみたいだけど、なぜにアニメで同じような作品をという疑問も。
ただ今回のアクションがそうだったけど、アニメでしか出来ない表現ってのは間違いなくあるのでそれを試してみたかったっていうのはあるのかなあと思うし、個人的にもそれを見てみたい。
アイドリッシュセブン #12 5人と2人
なぜマネージャーは無理にでもメッゾについていかなかったのか、なぜ新しいマネージャーを雇わないのか、なぜ事業が軌道に乗ってきてる中で事務所は火の車なのか。
ストーリー展開のために整合性が犠牲になってるように見える。
監督や制作現場にスポット当てない特番の時点でヤベえ臭いはしてたんだけど、実際にヤベえかったわ。
1話から全然動かねえアクション、しょっぱいCG、主人公たちの異常な順応力、素人くさい台詞回し。B級映画かよ。
ここまでレベル低いアニメも久々で、24分間正視してられなかった。
いやまあある意味ではめちゃくちゃ面白くてずっと笑ってたんだけども。
完全に金のかけ方が間違ってるんですよね。
有名クリエイター呼ぶのは良いけど、そんな金あるんならまず優秀なアニメーターと脚本家を確保しろと。
そもそもシリーズ構成がいないどころか、脚本家のクレジットが無いとかどうなっとんねん。
予算潤沢っぽいのに放送局恐ろしく少ない上に独占配信でもないの見ると色々と察してしまう。
かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~ #12 生徒会は撮られたい/生徒会は撮らせたい/藤原千花は膨らませたい
今期も最終回は「らしい」終わり方だった。
ただ2期全体として見ると白銀とかぐや以外に大きくスポットが当てられていたのが特徴で、シリーズの3割くらいはミコと石上のエピソードに割かれていた。
しかも普段とは打って変わってシリアステイストでストーリー性も強化されていたため、ラブコメ色の強かった1期とは違って青春ドラマのような後味が残った。
シナリオ自体の出来も非常に良く、とりわけ石上に関しては主役の二人以上に強い印象を残す結果に。
まあシリーズ終盤だったからってのもあるだろうけど。
今後はもう主役二人以外にスポットを当てられる人物もいないし物語も終盤に近いんだろうか。
もちろんサザエさん方式で出来る限り続けることも可能だろうけど、普通に時間経過してるの見るとそれはないだろう。
あるいは焦点を過去ではなく現在に向けて話を膨らませることも可能だろうけど、それも無さそうに思える。
Lapis Re:LiGHTs ラピスリライツ #2 Accord chase
いやおかしいでしょここにアイドル要素は。浮き過ぎやろと。貴族がやってええんかと。
そこは措いといて、割と好きな作品ではあるけど脚本がちょっと物足りないし積みかな。
ただアシュレイがロゼッタを諭すシーン、アシュレイが急に声張り上げるのは悪い意味で少し面食らった。
ここまでのアシュレイの描かれ方からすると少し違和感があったし、あのシーンにそこまでの緊張感は必要だったんだろうか。
THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール #2
やっぱアクションで魅せるなあ。作画もさることながら構図もかっこいい。
相変わらず大味ではあるけどストーリーも案外悪くない。
カン・マンソクの相手を執拗に屈服させようとする姿は、過去のトラウマの挿入の仕方が効果的で説得力があったし、
作画が良いだけに残忍さも際立って強い緊張感を演出できているシーンでもあった。
それだけにそんなフラストレーションを吹き飛ばすかのようにモリがカン・マンソクをボッコボコにするシーンは爽快だった。
こういう人物の描き方ができるなら案外人間ドラマにも期待できるかもしれない。
アニマエール! BS11イレブン #11 はらはらショルダーストラドル