それとなく、なんとなく

というわけで、日記を読んでみて思ったことと最近感じていたことをまとめてみた。

ブレイクアウト

あの頃の収益の三分の一程度がこのブレイクアウトによるものだ。
10月から今まではほぼ一方的な下げ相場できたため、レンジブレイクして15~20pips下げた時点でショートという形でほぼ取れていた。しかもザックザクと。
しかし、これはかなりリスキーな取引方法でもあって、つまり直近最安値を割ったところで突っ込み売りするのと同然のことをしているわけだ。
それであまり問題なく取れていたのは、よほど運が良かったか、あるいはもしかしたら、実はそこまでリスキーな取引方法でもないのかもしれない。実際、一時的に上げてるときでさえ取りに行けてたわけだから。
とはいっても、これが原因で塩漬けを作ることも少なくなかったし、損切りせざるを得なかったこともあった。
そのため、実際にリスクの高さに疑問を感じていたこともあって、恐怖を感じ出してからはやめたわけだが、それと同時に収益も減っている。
ただ、今がいくら稼げていないからといって、リスク的観点から今すぐに再開する気にはどうしてもなれない。
なので、もっと観察してみて、安全そうであれば再び採用することにしてみる。

半値狙い

手法に関しては煩わしいので省略。
初めて15pipsを狙いにいったときのこと、一時的に大きく上昇していたのだと思う、そこから下げてきたので、半値を狙ってロングで入ったところ、そのままズルズル下げていってしまい、結局損切りすることに。
その頃は損切りが重なって不調を感じていたため、このことが極めて印象強く残ってしまい、怖さから半値狙いを試さなくなったのはそれ以降からの気がする。
では、手法そのものに問題があったかといえば、ないといえるだろう。
まず、それまでにこの方法で収益の結構な部分をまかなってきたわけで、その事実こそが有用な手法であることを端的にあらわしてるといえるからだ。
失敗時に関しても、10pipsであれば取れていたし、そもそもそのときのような突っ込み売りや突っ込み買いの形を避ければ、何の問題も無かったわけだ。
よって、半値狙いに関しては、次の取引からでも積極的に用いていこうかと思う。

感覚的取引

取引を重ねるにつれて、厳密さにこだわるようになってきた。
たとえば数字。
当初はレンジ内取引であれば、大まかな広さを見て、最高値の5~10pipsずらしたところでポジションを取っていた。しかし最近はというと、まずレンジの広さを確認し、レンジの十分の一分をずらしたところでポジションを取るようにしている。
損切りに関しても、以前は一律30pipsとか100pips逆にいったところでとか、今収まってる最も大きなレンジから100pips動いたらとかにしていた。*1一方で現在は、まだまだ損切りルールは定まってないのだが、今取引しているレンジ内からレンジの3割分逸脱したら同値で撤退、なんて形を取っている。
半値狙いに関しても、最近は、どこを山(谷)と見るかを正確に決めて取引するようにしている一方、これを始めたばかりの頃は、多分に恣意的なやり方だったように思う。その証拠に、未だに山(谷)の決定基準が無いわけだ。
このように、以前は感覚的に、悪く言えば結構テキトーにやっていたのだが、近頃はルールをしっかりと定めてやっている。
どっちがいいのかは未だによく分からないが、間違いなく言えることはパフォーマンスだけを比較すれば、あまり変わらないか、むしろ落ちている。
後者の問題として、厳密さに拘るため、ルールと合致していない場合、ポジショニングを見送らざるを得ず、結果的に取引機会が減るというものがあるためだろう。しかしその一方で、リスクを軽減しているわけだ、と言いたいところだが、これまた微妙で、結果だけを見れば、特にそんな風にも見えない。
また、もう一つの問題点として、厳密さゆえいちいち計算しなければいけないため、これがまた煩わしく、取引意欲の減退につながっている部分がある。
だからといって、そういった厳密さをないがしろにしても問題ないとも断言しにくい。
そこで暫定的に、とりあえずは感覚的な取引に戻して、正確さが必要となれば、必要なところだけ導入していく、という折衷的な形を取っていきたい。

損切り

これが一番大きな課題だろう。
10月にあそこまで稼いだのは、ほぼ損切りしなかったから、ともいえる。
当時は損切りすることが嫌でしょうがなかったし、そもそも損切りの仕方もよく分からなかった。
そのため、ひとたび塩漬けが出来ると、そのまま放置して取引を続けていたもの、運良く、それで問題なく*2進行していたし、一月で資金が倍近くになったことも確かだ。
更に、11月辺りに損切りを始めてから停滞しだしたことも確かで、日記にも書いてきたが、一週間稼いだ分が毎度毎度週末に持ってかれていた。
しかし、損切りしないということは、常に破産と隣りあわせでやり続けるのと同然のように思えるし、検証期間としては一年位ほしいところ。*3
とは言っても、適切な損切りルールが思いつかないのも確かで、やや困っている。
よって、今はその辺りを模索しつつ、以前のように100pips逆にいったら損切りというルールに一時的に戻してみる。

雑記

このように、いろいろ見えてきたわけだが、正直こうした変化で元のように取れるという実感はあまり湧かない一方、何かしら糸口のようなものが見えてきたことも確かで、今後に少し期待している。
その結果は、反省点なども含めて日記のほうに日記に記していくつもりだ。が、もしかすると、来年の春先まで無理かもしれない。

*1:おかげで損切りするときは毎度毎度大損害となっていたことにも留意したい。

*2:精神的ストレスは甚だしかったが。

*3:レバレッジ1~2倍であれば、うまくナンピンすることで難なくやれそうではあるが、僕は10倍でやってるのでそこまでの余裕も、勇気も無い。