勉強
微妙な寝覚めで「おっこれは熱で休めるかも!」と体温を測ったら普通に下がっていた。
どうせなら今日熱出しとけやこのファッキンボディーが!
仕方なく微妙なやる気のまま勉強に取り組み始めた。
4日も空いたことでサボりたさ100%だったけど、今日はそこそこのパフォーマンスでいいやの精神で気持ちを切り替えた。
が、昼飯時にバラエティ番組見た辺りから徐々に雲行きが怪しくなり、母親の旅行予約の手伝いをし始めた時点で完全にメリハリが崩壊した。
結局その後は無為に過ごしてしまった。
やっぱ何日か勉強空いちゃった場合、一番に意識すべきはメリハリだなあ。
反省を活かして明日からまた頑張りたい。
白雪姫の赤い靴と7人のこびと
白雪姫をベースに色んな童話がごった煮になった世界で(ロボもあるよ)、ぽっちゃりめのスノーホワイトが美女に変身できる魔法の靴をゲットして行方不明の父親を捜す旅に出るというお話。
アナ雪2のキャラクターデザイナーも参加していてある種ディズニーのパロディなのだけれど、テーマはジェンダーでも自立でもなく、ルッキズム。
お供をする醜いホビット(元人間の男)たちは彼女の美貌ゆえに協力を申し出るし、捜索に出れば街の男は美しさに骨抜きになってみんな親切に対応してくれる。
靴が脱げれば元のぽっちゃりお姫様に戻ってしまい、途端に男たちは冷淡に。それどころか中傷さえ受ける始末。
要するにディズニープリンセスはあの容姿があるから周囲の協力も得られてイケメンゲットできてんだろ?と言わんとしてるんだけど、そんな感じでルッキズムを皮肉った軽妙な調子で物語は進行していく。
CGも本家ほどではないにしても十分なクオリティで、アクションシーンも見応えがあり、後半ちょっと冗長に感じる点は否めないもの基本的には楽しい作品だ。
そして同時にルッキズムについても考えさせられる内容になってもいる。
その是非についてMK NEWSのレビューにはこうあった。
この作品が童話の中の偏見を正すことに成功したのかと質問されれば、答えは分かれるようだ。主人公たちが内面の美しさを発見していくという点を高く評価する観客には肯定的に思えるだろうが、現世代が要求するPC(政治的正しさ)に照らして見た時は食傷気味に感じられる部分がないわけではない。
個人的にはルッキズムや差別について定見があるわけでもないのでな下手なことはあんま言いたくないのだけど。
容姿ばかり気にする社会はクソだし、とりわけ容姿による個人攻撃は最低だって主張には大いに同意するところではある。
ただ現実を見ると「差別は悪だ!」とお題目のようにただ叫び続けるだけでは空虚さは否めない。
一方でルッキズムに対して無自覚だった人々が何かしら考えるきっかけとなったのであれば、それだけでも意義深い作品だったとも言える。
ルッキズムは性欲に、生殖本能に根ざしているように見え、それゆえに人々が外見的な美しさを自分に、他人に追い求めてしまうのは自然なことに思える。
そこから優劣が生じて差別へとつながっていってしまうのが人間の面倒なところ。
そして作中のマーリンのようにルッキズムの「呪いが解ける」人々がいれば、いくら言葉を重ねても絶対に届かない人々ってのも間違いなくいる。
(一方でマーリンが美しい女性が好きなことに変わりなく、果たしてスノーホワイトを愛し続けられるのかという皮肉な疑問も浮かぶ)
そこでナッジですよと言ってみたいけど、まあ具体案は特に思い浮かばない。
しかしこれが整形大国と言われる韓国発というところに社会の空気を色々察してしまうものはあるなあ。