夢の終わり、そして始まり

FX諦めました。
端的に言うと、2ヶ月くらい一度もトレードせずじっと機会を伺ってたんだけど、痺れを切らして爆沈みたいな。
元々は最悪1年に1回利益あげられるだけでも十分だと考えていた。
レバレッジ20倍で1%動いたら利確みたいなスタイルだから、年に1回、つまり20%くらいの利回りでも凄いことだと。まあ損切り無視してますけど。
が、全くエントリーする機会が訪れず、いろいろと疑念が湧いてきてしまい……。
年末までに全く利益を挙げられないんじゃないか、今年30なのにそんなんで1年間棒に振るっちまっていいのかとか。
ただ、そうした焦り以上に大きな障害に遭遇した。
夢が出来てしまったのだ。
去年から発達障害を学ぶ中で大学に行って発達障害について勉強したいなという気持ちが徐々に膨らんではいたのだけど、もう今年で30歳。
「今更大学に行ったところで選択肢が広がるわけでもないし、ただ社会復帰が遅れるだけでリスクしか無いよなあ」
そんな風に考えながらもなんかしらの形で仕事にできないか悶々と考え続けていたら精神科医の存在に行き当たった。
で、世間知らずも甚だしいのだけどこの時までどうやってなるのか知らず、調べてみたら医学部に行く必要があるとのこと。
更に調べるとイメージ通り他の職業と比較してだいぶ年齢制限のゆるい職業のようで、
少なくない人が30代で医学部に入り直して医者としてのキャリアをスタートさせている。
また何より僕の第一志望とも言える研究医という道もあるらしい。
まあ研究医に関してはさすがに30代で目指すのは厳しい印象は受けたけども。
しかしこれ、大いにアリアリなんではないかと。
現状僕は学歴ナシ職歴ナシのナシナシ状態で、しかもこの5月で30歳を迎えようとしている。
今から職に就いたとしても選べる職業なんてたかが知れている。何よりその中にやりたい仕事なんて何一つ無い。
一方で医業であれば職業として堅く、何より発達障害の研究という夢すら叶えることが出来る。
あるいは研究医が難しくとも臨床医として発達障害者に携わることなら可能だ。
それに承認欲求の強い僕のクソくだらない自尊心とか虚栄心だって満たせる。
今から2年間受験勉強に時間を費やして仮に失敗したとしても32歳。
この状態から職に就くのが30になろうが32になろうが耳クソの差でしか無い。
FXがダメだったから医学部。
まさに馬鹿の考えそうなことだけど、こんなローリスクで自尊心、安定収入、そして夢が手に入るという一石三鳥の賭けに出ない方が今の僕には頭がおかしく思える。
ドベだからこそ狙っていける役だってあるのだ。
実際ある程度のキャリアがあったらこんな選択していただろうか。
そんなこんなで医学部に行って発達障害者に携わるという夢が固まっていく中で、なおさら悠長にFXに向き合ってる場合ではないなと。
そして賭けに出た。
ここから強気にトレードして結果が出るようならFXを続ける、ダメならFXやめてすぐに医学部を目指す。
で、賭けに負けた。
そんな顛末。