Caligula -カリギュラ- #12 理想(きみ)を壊して、現実(じごく)へ帰る――。

感動的だったし綺麗にまとまっていてすごくいい最終回だった。

現実を生きるという前進は、メビウスを、ミューを破壊することとの合わせ鏡で、それにリツ自身の手で終止符を打つラストはあまりに切なかった。

しかもミューの夢は彼女の「善意」から始まったものなのに、それが歪な形になってしまったまま潰えた事実を思うと一層切ない。

一方でエピローグに描かれる前進を果たした登場人物たちを見ると晴れやかな気持ちにもなり、切なさと爽快さと複雑な余韻が残った。

にしても大坪由佳うまくなったよなあ。