聖母はいずれかというと互いが互いにとってそういう存在なんだろう。
安達にとってのしまむらは言わずもがなだけど、しまむらにとっての安達も安らぎを与えてくれる存在で。
それは樽見と過ごした時間との対比からも明らかだった。
やっぱりしまむらが無自覚なだけでとっくに安達は代えがたい存在になっているんだよな。安達にとっての「特別」とはまた違うんだろうけれども。
波瀾が無いってのもちょっと意外なところだった。
でも幼い頃の親友って大人になってから再会すると往々にしてぎこちないものになるというのは凄くよく分かる。
あだしまはちょいちょいこういうリアルな微妙さをぶっこんでくる。
それでもしまむらが過去から目を背けなかったのは変わろうとしてる安達の影響か。