買い物しようと街まで出かけたが

  • おとといは寝坊してバタバタしてたら財布を忘れたまま外出してしまった。映画館に到着した時点でようやく愉快なサザエさんをやってしまった事に気づき落ち着かないまま過ごしていたのだけど、スマホ1台で、というか入金手段がなくてpaypayすら使えない状況で実質suica1枚でなんとかなりキャッシュレス社会スゲーなと感心してしまった。たださすがにsuica限定だと使える店も割に限定されて結構苦労した。あと飲食店入った後に使えませんとか言われたらどうしようとか不安になって「飲食店 財布忘れた」とか調べちゃうしやっぱ現金無いと精神衛生上よろしくないわ。そういえばでもメルペイもあったんだった。
  • ストレンジワールドを4DXで見てきた。楽しい冒険映画だった。序盤はそうでもなかったんだけど、ストレンジワールドへと入っていく辺りから画面も賑やか一気に冒険映画らしくなっていきグイグイ引き込まれていった。奇妙なビジュアル、その中を縦横無尽に動き回るカメラワーク、それがディズニー一流の3Dグラフィックで表現されているため没入感は半端なく、脚本面でも数分に1回くらいはピンチが訪れるような工夫がなされていることで小気味よく物語が展開していき最後まで飽きずに楽しめた。実は生き物の体内が舞台だったという仕掛けも面白かった。生物の形態も生態も細胞がモチーフになってたのかとか、パンドはウイルスだったのかと「目」が出てくるシーンで一挙に多くのことに腑に落ちる気持ち良さがあって感心した。
    このことはガイア理論のように地球を一個の生物に見立てて、人間こそ外敵で、環境破壊し、資源を食い尽くそうとしてる存在という分かりやすいメタファーとして描かれてるわけだけど、だからってパンドをいきなり無くすという結論はずいぶん乱暴な感じがした。持続可能性には賛同するけど、いますぐ化石燃料全廃するとか土台無理なんだからそこに至る現実的な道筋を描いてほしかった。大体お前ら何を燃料にして帰還したんだよと。
    イーサンがゲイであることについても同様のことが言えて、主人公がゲイでもバイでも全然いいと思うんだけど、偏見の目を描かないのは嘘だろと。みんなが同性愛者を当たり前の存在として受け入れる世界がそりゃ理想だろうけど、友人も家族も、果てはステレオタイプ丸出しのイェーガーまでもがイーサンのゲイを当たり前のこととして捉えてるのはさすがに強い違和感があり、むしろイェーガーがゲイに偏見を持つ存在として描かれることでこそ説得力を持って同性愛者の権利を擁護できたんじゃないかと思う。
    登場人物のビジュアルもなあ。愛嬌は確かにあるんだけどリアルに人種の特徴を捉えすぎていてるからか、魅力的かというとやっぱ違って。去年のミラベルなんかはordinaryがメインテーマだったからむしろあれで良かったけど、この作品はそうじゃないしもっとビジュアルのいいキャラを登場させてほしかった。まあ当然この辺はルッキズムの問題が潜んでるんだろうけど物語の世界くらいでは欲望を叶えてほしい。だから俺はアニメを見てるんだ。
    サステナビリティにしても性的指向にしてもルッキズムからの脱却にしてもディズニーにはそれを当たり前のこととして描く使命があるのかもしれないけど、現実からあまりに乖離しているとそれは強い違和感を生み出してしまう。まあディズニーがそんな曖昧な態度取るわけにもいかないんだろうけど、この作品は少し行き過ぎていたかなと思う。
    4DXについてはアトラクションとしては楽しいけど鑑賞の妨げになるってのが改めての感想。まあそこまで邪魔ではないんだけど没入感は増さないし個人的には不要だな。2回目の鑑賞とかなら普通に良いんだけど。ただ4DXってスクリーン自体が良いのが捨てがたい。
  • 映画から帰ってきたのが20時過ぎで、しかもコンタクトが原因で眼痛があったため寝転がったりしていたら映画の感想書いた時点で24時近くになっていた。そこからアニメ12本見て床についたのは7時近くで、ここまでしてアニメ見てるの狂気だなと思いつつOCDの強みとも言える。