今日見たアニメ

エバー・アフター・ハイ S3 #4

ここまでの3話を見る限り全然期待してなかったんだけど、ラストできっちり盛り上げてくる辺りさすが。

本が奪われるかもしれないという切迫感により俄然盛り上がった。

シリーズ全体として予定調和的に感じられたのはそうした緊張感を欠いていたことが原因だったように思う。

脚本演出双方で不思議の国の奇妙なありようを面白く描こうとする意図は感じられたのだけど、正直そこに面白さはあまり感じられなかった。

また終盤のレイヴンとジェスターのまさかのバトル展開を見て、今シリーズのメインだったリジー・ハートに魅力が感じられなかった事がストーリーへの関心の薄さにつながっていたと感じた。

本にサインすることへの葛藤、あなたを信じているという台詞、アップルが身を挺してレイヴンを正気に戻す姿。

クライマックスのこうした一つ一つのシーンにグッと来たのは彼女たちのこれまでの積み重ねがあったからこそで、リジー・ハートはその点で決定的に違っていた。

正直特別編の出来からするとイマイチなシリーズではあったけど、レイヴンの闇堕ち、あるいは悪堕ちの伏線が張られたことで次のシリーズに向けて昂ぶるところではある。

今回は初めて明確な悪が描かれたシリーズでもあったわけだけど、作品としてはここからどういう方向性で進んでいくんだろう。

アイドリッシュセブン #10 広がる世界

かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~ #11 そして石上優は目を閉じた③/白銀御行と石上優/大友京子は気づかない

石上の過去についてはこれまで何度も仄めかされ、またその度に情報が小出しにされてきた事もあって期待は高まっていたのだけれども、こんな重苦しくなるとは。

誤解され攻撃されよすがも無く、不器用にもがき苦しむ事しかできず絶望する石上の心の動きが残酷なほど丁寧に描かれていて、見ているだけでも本当に辛かった。

というか僕もちょうど中学時代にやらかして似たような境遇に陥った経験があるのでトラウマスイッチが入るレベルだった。

それだけに御行や応援団の存在は闇に対する光、絶望に対する希望そのものであり、感動的だった。

過去と現在という形でも現れていたけど、対比の効果を最大限に活かした見事な脚本だったと思う。

ただ強いて言うと、なぜ生徒会の面々が真実にまでたどり着いたかが繋がりにくく、あの場面での御行の登場は少しご都合的にも感じたのでそこはもうちょっと補強してほしかった。

多分原作ではしっかりと描かれてるんだろうけど。

また個人的には、それは石上の本意ではないとは理解しつつも、石上の名誉が回復されてない事にもちょっとモヤってしまった。

しかしこの感じだと御行とかぐやの過去は物語のラストに持ってくるって感じなのか。

もう終わらせ方も決まってんだろうね。

石上が周りの表情が見えるようになるシーン、色々と聲の形を思い出したけど、手法としては割と古典的なものなのかなあ。

アニマエール! #10 くつ下と夏合宿

THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール #1 set up/stand up

これMAPPAだったんだなあ。しかも監督はパク・ソンフ。

というわけで初っ端からほとんどノンストップで動きまくってて楽しかった。

このレベルが維持されるのであれば作画だけで最後まで楽しく見れそうなくらい。

ストーリーの方は大味かなあ。

というかバトルロイヤルであったり願いを叶えるであったり神之塔と似通うポイントがあるけど、韓国ではそういうのが流行りなんだろうか。

ただこっちは結構コミカルでギャグも割と面白かったので、だいぶ見やすさがあるけど。

韓国発だから不思議ではないんだけど、ここまでガッツリ韓国舞台ってテレビアニメは初めて見るので不思議な感じもする。

ローカライズもありだったんじゃないかとも思うけど、どうなんだろう。

主人公の目とか鼻の描き方とかデザイン的に気になるところもあったけどこの辺は慣れそうではある。