今日見たアニメ

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… #12 最終イベントが来てしまった…

笑いあり泣きありのはめふららしい最終回だった。

はめふらは「主人公の魅力≒作品の魅力」みたいな作品だったと思うのだけど、それくらいカタリナというキャラには見てて楽しさや気持ちよさがあった。

東にトラウマを抱えるものがいれば傷を癒やしに走り、西にコンプレックスを抱えるものがいれば肯定感を与えに駆けつけ……といった具合にカタリナは無自覚にどんどん周りの信頼を勝ち取っていく、というか逆ハーレムを築いていくんだけど、その様が本当に爽快で。

しかも攻略対象は男性キャラだけじゃなく同性キャラにまで及んでるってのがこの作品の特異なところなんだけど、だからこそ男性視聴者でも一層楽しめるようなところがあった。

その辺意図してるのか両取り的な部分ってカタリナのキャラにも見られて、主人公らしい行動力と博愛精神、飾らなさの一方で、ヒロインとしての愛らしさも兼ね備えていて、男女双方から支持されそうなキャラクターとして描かれていた。

あるいはこうしたヒロインの特性こそが悪役令嬢ものってジャンルの特徴の一つなのかもしれない。

まあ悪役令嬢ものって今回初めて知ったくらいなのでテキトーなこと言ったけど。

今挙げてきたような特徴って従来の異世界転生アニメではまず見られなかったものだけに非常に新鮮だったってのも個人的にはかなりポイントだった。

また今回のラファエルのようにハードな過去を背負ったキャラも多いんだけど、彼ら彼女たちの孤独や絶望がよく描けてることもあり、そこに救いの手を差し伸べるカタリナって構図にめっちゃキュッと来てホロリとさせられる事も何度かあった。

作中でも何度か言われてたけど、カタリナは彼ら彼女たちの心にぽっかり空いた穴を埋める存在で、見方を変えると絶対的な存在でもある。

だからそこにはカタリナに対する依存があって病的な関係性を構築しているとも言えたり。

個人的にはそこも堪らないところではあったけど。

そしてそうした危うい関係性をもとに学園編以降はドロッドロの波瀾が巻き起こるんだろうなとワクワクテカテカしてたんだけど、そこは思いっきり肩透かしを食らってしまった。

マリアとの出会いを果たしてからはカタリナと各キャラの関係性を掘り下げる事に終始するだけで、楽しい一方で正直退屈さも禁じ得なかった。

まあ別にそんなんやりますよとは一切明示も暗示もなかったんだけど、個人的にはここが大きなマイナスポイントになってしまったのも事実。

めでたく2期も決まったみたいだけど、ここからドロッドロの作風に変化するとは考えられそうもないので、そういうのは別の悪役令嬢ものに期待かなあ。

Back Street Girls -ゴクドルズ- #7 ニルヴァーナ/大切なもの/親の教え/大物ルーキー/女子高生/先輩後輩

軒轅剣・蒼き曜 #11 愛憎之刃

ドラマ性を高めることにこだわりすぎてるのか、都合よくネイの自我が残り過ぎていて不自然さが否めなかった。

本当に嫌いになれるってセリフなんか効果的なようで、お前だいぶ分別残っとるやないかというツッコミどころになってたり。